自覚症状(じかくしょうじょう)とは、患者(かんじゃ)さん自身(じしん)が体験(たいけん)し、認め(みとめ)ている症状(しょうじょう)のことで、診断(しんだん)する際(さい)の大切(たいせつ)な要素(ようそ)となります。関節(かんせつ)リウマチの患者(かんじゃ)さんは、どんな症状(しょうじょう)を体験(たいけん)し、異変(いへん)を感じ(かんじ)ているのでしょうか。まず手の指(てのゆび)では、第二(だいに)関節(かんせつ)(指先(ゆびさき)から2番目(ばんめ)の関節(かんせつ))と第三(だいさん)関節(かんせつ)(指先(ゆびさき)から3番目(ばんめ)の関節(かんせつ))から腫れ(はれ)てくるのがこの病気(びょうき)の特徴(とくちょう)です。このため、指輪(ゆびわ)が抜け(ぬけ)なくなった、または入ら(はいら)なくなった、という訴え(うったえ)がよく聞か(きか)れます。また物(もの)を握る(にぎる)、絞る(しぼる)という動作(どうさ)がしづらくなったり、物(もの)を落とし(おとし)やすくもなるようです。足(あし)では、左右(さゆう)の足の裏(あしのうら)と、指(ゆび)の付け根(つけね)の関節(かんせつ)に症状(しょうじょう)が出(で)やすいようです。朝(あさ)の起床(きしょう)時(じ)に立ち上がる(たちあがる)と、でこぼこ道(みち)を歩く(あるく)ような違和感(いわかん)を足の裏(あしのうら)に感じ(かんじ)たり、指(ゆび)の付け根(つけね)の関節(かんせつ)が腫れ(はれ)て今まで(いままで)履い(はい)ていた靴(くつ)が履け(はけ)なくなることがあります。また、正座(せいざ)ができなくなったり、長時間(ちょうじかん)座っ(すわっ)ていると、足(あし)がこわばってすぐに立て(たて)ない、ということもあるようです。日本人(にほんじん)では膝(ひざ)から病気(びょうき)が始まる(はじまる)割合(わりあい)が多い(おおい)とも言わ(ともいわ)れています。また、関節(かんせつ)の症状(しょうじょう)が出る(でる)以前(いぜん)に、微熱(びねつ)が続く(つづく)、食欲(しょくよく)が出ない(でない)、からだがだるい、体重(たいじゅう)が減っ(へっ)た、いらいらする、顔色(かおいろ)が悪い(わるい)、などの全身(ぜんしん)にわたる漠然(ばくぜん)とした自覚症状(じかくしょうじょう)がみられることがあります。このような前ぶれ(まえぶれ)の症状(しょうじょう)は、ほとんどの患者(かんじゃ)さんにありますが、後(あと)から思い当たる(おもいあたる)、という程度(ていど)の軽い(かるい)ものが多い(おおい)です。なんとなくこのような前ぶれ(まえぶれ)の症状(しょうじょう)が続く(つづく)うちに、気付け(きづけ)ば関節(かんせつ)のこわばりを感じる(かんじる)ようになり、徐々に(じょじょに)関節(かんせつ)リウマチがその姿(すがた)をあらわしてくるのです。
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